去年の秋から冬頃ぐらいだろうか。 今に四天王と呼ばれる5大バーチャルYouTuberが揃ったのは。
そして現在は既に3000人を超えるバーチャルYouTuberが活動しているという。
気づいたら僕のYoutubeのチャンネル登録はバーチャルYouTuberが半数を締めたかも知れない。 僕がバーチャルYouTuberを見るようになったきっかけと、その時思ったことを書いていきたい。
- キズナアイが初めて見たバーチャルYouTuber
- 新たな巨塔の登場によりバーチャルYouTuberブームの到来
- 増えるバーチャルYouTuber
- にじさんじの出現、ライブ配信主体バーチャルYouTuberの登場
- VR界隈とバーチャルYouTuber
- キャラクターの長期継続が少なくとも確立されてるから見続けられる
- まだ見ぬ無限の可能性
キズナアイが初めて見たバーチャルYouTuber
僕が初めに出会ったのは2017年の3月。もともとニコニコでゲーム実況をされてた方がYouTubeにも投稿を始めてきて、YouTubeも見るようになっていた頃。おすすめに偶然出てきたのがキズナアイの動画。
当時はすごい面白いことしてるなー、こういうのも出てきたんだなーって感じの印象を持った。 動画をちょこっと再生して見る。
自分自身をバーチャルユーチューバーと名乗って、白い部屋で試行錯誤して動画を作ってる姿はこれからどうなっていくのか気になった。あとモデルもKawaiiし、動きもちゃんとしている。最初はへぇ~くらいの感覚だったけど、1から動画を見て(当時はまだ60本程度)、チャンネル登録していた。
この時期はコメント欄に海外のコメがとても多く、日本での制作っぽいのに不思議だった。チャンネル登録者数もこのとき20万人から30万人になったくらいでしたね。
YouTubeのおすすめに出てこなければブーム時までしらなかったかもしれない… 必然か偶然かはわからないけど。
新たな巨塔の登場によりバーチャルYouTuberブームの到来
そこから、バーチャルな人で見ていたのはキズナアイだけで半年くらいたった秋頃
キズナアイの動画のコメントからミライアカリの存在を知ることになる。 ちょうど、ミライアカリの最初の動画が出たくらいのときだったかな。
僕の最初の印象は地下アイドルっぽさ。
まだ動画も少なく、認識している程度にこのときはとどまった。
それから少し経って、12月。 輝夜月が登場しやばいやつとしてTwitterで話題になったらしく、 その流れかわからないけど他のバーチャルYouTuberも注目を浴びるようになっていた。
そこで大きく出てきたのが
だったのだ。
シロちゃんとのじゃさんはこの時の流れで知りました。
ミライアカリも動画が増えてて、最初のときに比べると見やすくなってたり。他のVtuber各々の動画も最初と最新ので徐々に改善されているのを感じていた。
特に輝夜月は最初からぶっ飛んでて面白かった。 今でも1動画50万再生はザラである。
増えるバーチャルYouTuber
そしてブームに乗るように、
「ときのそら」や「アズマリム」、山佐スロワールドのサポーターキャラクター「虹川ラキ」、ゲームを中心に活動する「ゲーム部プロジェクト」、FPS強すぎ「猫宮ひなた」など、3Dモデルから力の入ってくるバーチャルYouTuberがぞくぞく登場してきた。 また、Live2Dなどのツールを利用してバーチャルYouTuberを始める個人勢もいた。
そのなかでも僕がいつも楽しみにみているのは、「鳩羽つぐ」だろう。
あの彩度の低い世界(もっと良い言い方ある)は、他になく、キャラクターもKawaii。 正体が未だにつかめず。考察までされている。 最近は「雉尾つぐ」もでてきて、公式サイトも「つぐ」でありまだまだ何を出してくるのかと期待ができる。
ばあちゃる?はて?
にじさんじの出現、ライブ配信主体バーチャルYouTuberの登場
いま僕が一番見ているといっても過言ではない。
2月某日に にじさんじ が姿を表した。株式会社いちからが提供するアプリの名称だが、そのまま活動グループ?名になっている。
特に月ノ美兎。最初の数回分配信はライブで見ていないものの、その面白さから話題になっていた。 というかニコニコ動画でMADが作られていたおかげで、にじさんじに興味をもったかも知れない。
にじさんじを知った時はまだ1期生しか居ない時で、8人だったかな。 その1ヶ月後くらいに2期生も来て、計18人になった。
当初は月ノ美兎だけ見ていたのだったのが、コラボなどを通して、いつのまにかほとんどのにじさんじメンバーのチャンネル登録をしていることに。
2期生のメンバーはTwitterをとりあえずリストにいれて見ていた。きづいたら見ているのでなんで見始めたかが記憶にないのである。2期生メンバーはほとんどがPC環境があまりない人が多かったらしく、スマホだけで配信できるミラティブでの配信が多かった。今はほぼYouTubeへ移行している。
にじさんじはYouTuberのように定期的に編集した動画をアップしていく形ではなく、生配信を中心に活動していくバーチャルライバーといった形式を基本的にとっている。
ので、コメントはリアルタイムに反応されるし、ユーザーとの距離が常に近いことも挙げられる。
ほんとに僕が配信をガチで見始めてしまったのは「にじさんじゲーマーズ」のほう。 ゲーム中心に配信をしてて、現在2人が活動をしている。叶くん曰く8人に増えるかもだそう。
叶くんは初配信で9時間もPUBGをするという伝説を作った子。
いや、もともと僕はゲーム実況を見ているひとだったからか見始めたのもあるけど、なんだかんだトークにも惹きつけられる。コメントするユーザーも面白いというのもあるが、楽しんでゲームをやっている様子が表情付き?でみれるのは、普通のゲーム実況ではあまり見られないので楽しいし、ラジオ感覚でも作業用でもすごく良い。おかげでPUBGの知識がつきました?
通常のにじさんじメンバーもゲーム配信がメインになってる人もいるため実質ゲーマーズとの境目は曖昧。(コラボもしてたり)
でもやはりゲーマーズのほうが、面白くゲームをやってくれている印象がある。
「にじさんじSeeds」というプロジェクトも開始している。このSeedsはどうやらにじさんじのチャレンジ枠と書いてある通り、かなりのキワモノ枠であることが伺われる。 今後もまだまだにじさんじはやばいやつが増えそうで期待が高まります。
同様にライブ配信主体の、SHOWROOMを中心に活動する「東雲めぐ」ちゃんもいる。
あちらはAnicastを利用しており、ユーザーが投げてくれたアイテムをバーチャル世界で降らせたり表示できる機能がある。
最近はあまり見れてないけど、朝に配信してくれているので、生活リズムが治りましたっていうひともいるとか。(朝配信といえば、にじさんじの「伏見ガク」くんもやっていたりする。)
めぐちゃんを見た時は、今までになく表情が豊かに動いてて、すごいほんとにKawaiiのである。 これについてはアズマリムのときもそうだけど、なめらかに動いて+表情も自然になるとそこに存在しているかのような現実感がある。 30fpsが60fpsになるだけでも実写系(2.5次元以降)はまったく見えかたが違ったりするけど。そんな感じ。 めぐちゃんは、目にも自然な動きを取り入れているみたい。(HMDを付けているのに自然な目の動きである)
また、.LIVE のアイドル部も生配信主体のバーチャルYouTuberだ。
VR界隈とバーチャルYouTuber
個人バーチャルYouTuberや個人モデル界隈加速のひとつになっているのが、VRChatを広めた「ねこます」さんや、声は合成音声ソフトを利用している「のらきゃっと」さんの存在である。個人でここまで出来るからこそ、誰でもバーチャルの存在になれることを教えてくれたかもしれない。 (なぜかあの界隈はけものキャラクターが集まっているのはけもみみおーこく民だから?)。
おそらく個人勢バーチャルYouTuberがいなければ個人で活動するひとも増えなかったかもしれない。それくらいアバタームーブメントを広めたと思う。
そもそもVRやARはSAOを見始めて興味持ったっていうひとが多い気がする。もともとあんまりアニメみないから、知らないのだけど。HoloLensが出た当たりから僕もそのジャンルには少し興味を持ち始めた側。
僕が考えていることは、今後の人類は「仮想世界を創る・過ごすか、現実世界をハックするか」である。 VRは感覚をハックし、IoTは現実をハックする。かも。
ところで、VRを体験するにはHMDが必要だが… VRChatについてはHMDがなくても遊ぶことができるようだ。
VRChatやってないけど… ネトゲをやらない理由とにている。っていうかネトゲに興味がないのかもしれない。 知らない人と話すのを避けてきたひとからすれば… どういうひとか分かるプロフィールが欲しいのかもしれない。Twitterはそういう意味ではわかりやすい。
話ずれたけど。
個人でモデルまで作って、全部やっちゃうひとにあこがれているところがある。「ミディ」さんのように、音楽もモデルも動画も全部やっちゃうところ。最近は「長兎路こより」ちゃん。凄まじい行動力。モデルの完成度も高くてすごい。
いうなれば個人インディーゲームデベロッパーもそう。
小学生最後のころからちょっと絵を書き始めて、ちょっと音楽やってきてたのに、いまもそこまで成長してないので。 モノが完成しないのが一番よくない。
おそらくねこますさんをきっかけに個人勢もその秘められた力を表に出してきたという印象がある。 もともとFaceRigの登場で、ゲーム実況でアバター付き配信できると思っていたところが、あまり普及してなかったのをみるとこのあたりの流れはここで一気に来たのかなと。
僕は自分でアバターそのうちつくりたいと考えてる。(考えてるだけ)
こういう流れを見ているとunityがあればなんでもできるのでは?と考えさせられるのである。 実際にシロちゃんはBlenderで作成され、Unityで動いている。
キャラクターの長期継続が少なくとも確立されてるから見続けられる
アニメなどのキャラクターは物語があり、その物語が終わってしまえばそこでいままで動いていたものは止まってしまうし、活動がなくなってしまうのも等しい。その点、動画を継続的に出していくYouTuberとしての方針はそこにずっとキャラクターが現在進行形で生きている状態を生み出すことが出来る。プロジェクトが停止しない限り、ユーザーはキャラクターを推しつづけることができる。
過去に終了してしまった作品のキャラクターをバーチャルYouTuberとして復活させている例もある。
真空管ドールズ はスマホアプリゲーム。サービスが終了してしまったが、おそらくそのときのゲーム内モデルを利用してバーチャルYouTuberとして活動している。
ソーシャルゲームなどでサービスを終了してしまったゲームのキャラクターはたくさんあると思うので、こういう復活の仕方は悪くないと思う。
ちなみに .LIVE のアイドル部のうちの10人は、もともと 少女兵器大戦 というソシャゲ用のキャラクターをリメイクしたものである。(シロもこのゲームからのリメイクキャラ。そもそもサービスが始まってすらいないソシャゲなのだが…)
まだ見ぬ無限の可能性
企業がバーチャルYouTuber事業に投資を始めたりするなど、この界隈はまだ成長期であり、今後も新しいムーブメントを見せてくれるかも知れない。 シロが地上波深夜番組MCを努めたり、様々なところで活躍が広がってたり。
もう3000人もバーチャルYouTuberがいるということで、にじさんじが出てからはほとんど新しく追うことはあまりできなくなったのだけど。 僕にとっては生放送という媒体はバーチャルYouTuberのおかげでみるようになった節がある。 というのも、いままで人が生放送をしていた、そのほとんどは顔を隠している必要があるのに対して(手元を写す人もいるが)、バーチャルアバターならその必要もないし、フェイストラッキングもできれば、表情だって写せる。 声だけの配信であるなら、一部のラジオやネットラジオと変わらなかっただろう。しかし、見るバーチャルネットラジオとしての媒体ができたのだ。例えば、月ノ美兎の生配信は2万~3万人程度を集めており、日本のYouTubeライブ配信ではトップクラスの視聴数。これだけの人があつまる生放送はそうそうないだろう。見れる配信だからこそ、人を惹きつける魅力がある。
バーチャルYouTuberの流行りは、バーチャル配信の敷居を下げ、バーチャル配信者を加速していくことになった。 バーチャルアバターについては、あとは声の変換だけかもしれない。 そしてまだVRそのものが発展途上であり、これからもML利用からAR、IoTとの組み合わせ等、様々な可能性を秘めている。
なにがきっかけで流行るかは本当にわからない、キズナアイも突然、国内人気になったように。
人生も何がきっかけで大きくターニングポイントが来るかわからない。 僕にもその時は来るのだろうか。